藤原京は飛鳥時代、持統・文武・元明天皇の都として、奈良県橿原市高殿を中心とした大和三山に囲まれた地域にあります。日本ではじめてつくられた本格的な都として有名です。飛鳥浄御原から遷都、元明天皇の平城京遷都の時代まで、16年間続きました。中国式の条坊制を採用し、日本最初の都の城であり、また、大極殿や朝堂院、官衙などの遺跡が発掘されています。
現在では奈良県橿原市にあたり、当時の大きさは、近鉄橿原線新口駅から近鉄橿原神宮前駅ぐらいまでの地点です。大和三山がそのまま藤原京の中に入るというほど大きく、風景としてはさぞかし美しかっただろうと言われています。
藤原京の中には、寺院や役所、市場や役人、庶民の住宅や寺院などが計画的に配置されていました。その人口は約3万人ぐらいと推定されています。また藤原宮で使われた屋根瓦は約200万枚もあったそうですが、法隆寺の瓦の約100倍という数です。もちろん現在では実現不可能なレベルの建築に値するでしょう。